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岩井 俊二
初の長編映画監督作『Love Letter』が日本のみならず、中国・韓国でも大ヒット。アメリカ・カナダとの合作や中国での製作など海外での活動も著しい。『花とアリス殺人事件』、『リップヴァンウィンクルの花嫁』、『キリエのうた』はK2 Pictures代表の紀伊がプロデュースを務めており、現在、同じタッグで新作を準備中。
<主な作品>
『キリエのうた』(2023/監督・原作・脚本・編集)
『花とアリス』(2004/監督・原作・プロデュース・脚本・編集・音楽)
『リリィ・シュシュのすべて』(2001/監督・原作・脚本・編集)
『スワロウテイル』(1996/監督・原作・脚本・編集)
『Love Letter』(1995/監督・原作・脚本・編集)
<コメント>
紀伊宗之のやりたいことなら絶対に応援したい。それがこのプロジェクトに参加した僕の純粋なる動機だ。
プロデューサーとしての彼は無類に頼もしい。彼にかかったら開かない鍵なんかないかのようだ。
彼とする仕事は無類に楽しい。それは彼に人を信じる力があるからだと思う。いつの時代も破天荒な発明家が時代を塗り替えて行く。今回、彼は僕らのために新しい乗り物を作ってくれた。K2 Pictures。
それは自動車のようでもあり、船のようでもある。飛行機にも潜水艦にもなり得る。
山に登ればそれはピッケルとアイゼンに変身してくれる。
そんな変幻自在、臨機応変なしなやかさがK2 Picturesの持ち味になることだろう。
そんなチームだったらフィルムメーカーだって本気で頑張れる。
僕も思いつく限りのアイディアを投じてこの恩に報いたい。
どんな冒険が僕らを待ち受けているだろう。
10年後、どんなチームに成長しているだろう。
とにかく今から何もかもが待ち遠しくて仕方がない。
枝 優花
2018年公開・初長編監督作『少女邂逅』(監督・脚本・編集)が若手映画監督・ミュージシャンの登龍門となっている映画祭「MOOSICLAB2017」で観客賞受賞をはじめ、香港国際映画祭、上海国際映画祭正式招待、バルセロナアジア映画祭にて最優秀監督賞を受賞。劇場公開においても高い評価を得て、異例のロングラン上映を果たした。また写真家としても、様々なアーティスト写真や広告を担当している。K2 Pictures・小出がプロデューサーとして参加し、長編映画企画を進行中。
<コメント>
「平和な国の映画はつまらない」という言葉をたまに耳にします。現在、私は格差や戦争などはっきりとした困難に直面せず、日本で暮らせています。これを世界では平和と呼ぶのかもしれません。しかし日本の10〜30代の死亡原因の1位は自殺です。自ら生きる道を辞めたくなる、とはどういうことなのか。本当の豊かさとは何に起因しているのか。実際私自身、日本で暮らしていて言語化し難い自己を蝕むような心の貧困を感じております。そんなとき、スクリーンで出会うべき映画があるはずです。今回、開発している企画は同世代の小出プロデューサーと共に、今の日本で生きる自分たちだからこそ撮れる作品になると信じております
是枝 裕和
監督、脚本を手がけた『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭、最高賞・パルムドールを獲得。K2 Picturesの小出は大学在学中に是枝監督に師事し、現在、小出がプロデューサーとして参加し、複数の長編映画企画を開発中。
<主な作品>
『怪物』(2023/監督・編集)
『ベイビー・ブローカー』(2022/監督・脚本・編集)
『万引き家族』(2018/監督・原作・脚本・編集)
『そして父になる』(2013/監督・脚本・編集)
『誰も知らない』(2004/監督・脚本・編集
<コメント>
30年映画を作って来て感じていた既成の作り方への疑問や、違和感をどうしたら改善出来るか模索している途上で、紀伊さんたちの取り組みに出会いました。このチャレンジが成功して、映画界に良い風が吹き、新しい才能にチャンスが開かれる。そんな未来を実現しようとしている心意気に共感して、仲間に加えて頂きました。
共闘を楽しみにしています。
白石 和彌
日本映画界で常に新作が期待される映画監督の一人であり、ヤクザ映画、時代劇、サスペンス、特撮など幅広いジャンルの作品を送り出し続けている。
K2 Pictures代表・紀伊とは『孤狼の血』シリーズ『麻雀放浪記2020』をともに制作してきた。
現在も紀伊と企画開発を進めており、今後もタッグを組んでいく。
<主な作品>
『碁盤斬り』(2024)
『死刑にいたる病』(2022)
『孤狼の血』シリーズ(2018、2021)
Netflix「極悪女王」(2024/監督)
Prime Video「仮面ライダーBLACK SUN」(2022/監督)
<コメント>
K2 Picturesの勇気ある船出に心から拍手を送ります。日本の映画界に革命を起こし、見えない壁を壊して下さい。今までの日本映画では実現不可能だった企画や、突出したユニークな才能が生まれることを期待しています。私も並走して世界を驚かせる映画を作りたい。よろしくお願いします。
西川 美和
2作目の監督作『ゆれる』がカンヌ国際映画祭・監督週間に選出。以降の単独監督作品全てが海外映画祭に出品されている。K2 Pictures小出がプロデューサーとして参加し、監督がオリジナルで書き下ろしたストーリーを元にした長編映画企画の開発、撮影準備中。
<主な作品>
『すばらしき世界』(2021/監督・脚本)
『永い言い訳』(2016/監督・脚本・原作)
『夢売るふたり』(2012/監督・脚本・原案)
『ディア・ドクター』(2009/監督・脚本・原作)
『ゆれる』(2006/監督・脚本・原案)
<コメント>
日本の映画の世界でキャリアを重ねながら抱くようになったのは、なぜか自信や希望よりも行き止まりのロープにつんのめるような感覚でした。これ以上映画を撮るのはなんとなく怖いような気がしていました。
それで「映画」から背を向けるように、従来の映画会社や出資者が決して歓迎しないような話を書いていたんです。すると紀伊さんという人が立ち上げたK2 Picturesが新しい投資で資金繰りしてそれを映画にする、と言ってくれた。本気だろうか、と思いました。
しかも若い作り手の独創的な企画にもチャンスの扉を開いているという。安全牌で固める発想ではなく、新しい人やきわどいものに必要十分な資金と環境で機会を作ることを目指すK2 Picturesの挑戦には乗ってみる価値があると思いました。
ある意味、K2 Picturesのファンドや新しい配給の仕組みは、危険な冒険にも思えます。実際、一筋縄ではいかないこともあるでしょう。でもそれが映画作りだし、どうせ映画を作るなら私は冒険をするチームと組みたい。それがこれから先に日本で映画を作っていく人たちの、新しい活路になっていく可能性があるならば尚更です。
広瀬奈々子
是枝裕和監督、西川美和監督作品の監督助手を経験後、2019年に自身でオリジナル脚本を手がけた『夜明け』(監督・脚本)で監督デビュー。第1作にして釜山国際映画祭出品を果たした。同年12月には装幀者・菊地信義を追ったドキュメンタリー映画『つつんで、ひらいて』を発表。K2 Pictures小出とオリジナル作品の企画開発を進めており、23年釜山国際映画祭の企画段階の作品を対象とするマーケット/Asian Project Market(APM)ではCJ賞とARRI賞の2冠を達成した。
<コメント>
長編実写映画作品の2作品目として現在進行中のオリジナル作品は、長いあいだ資金調達に難航し、出口が見つからない状態が続いていました。そんな折にK2 Picturesさんから出資していただけることになり、突然に光が差し込んだ思いです。昨年は一緒に釜山国際映画祭に参加して、企画マーケットのAPMでCJ賞とARRI賞の2つの賞を受賞し、とてもいい弾みになっています。来年の撮影に向けて、今まさに船出の準備を整えているところです。
K2 Picturesさんの新しい仕組みづくりと、日本の映画業界の悪循環を変える試みに心から賛同するとともに、ひとりの作り手として、何よりもいい作品をつくることで、彼らの素晴らしい挑戦に貢献できたらと思っております。
MAPPA
『劇場版 呪術廻戦0』やTVアニメーション「チェンソーマン」、「進撃の巨人」などを手掛ける日本を代表するアニメーションスタジオ。日本のみならず、海外アニメファンからも、次回作を常に期待されている。現在、長編アニメーション映画を、K2 Pictures代表・紀伊と企画している。
<主な作品>
・映画
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』(制作予定)
『劇場版 呪術廻戦0』(2021)
・TVアニメーション
「ヴィンランド・サガ SEASON2」(2023)
「チェンソーマン」(2022)
「進撃の巨人」シリーズ(2020、21、22、23)
「呪術廻戦」シリーズ(2020、21、23)
<コメント>
「K2 Picturesの挑戦を応援したい」という想いで、このプロジェクトに参加させていただきました。
私たちも、アニメーションスタジオとして何ができるのかを精一杯考えながら、映画製作のパートナーとして力を尽くしたいと考えております。
三池 崇史
新作発表のたびに世界中の映画祭から招かれており、カンヌ国際映画祭もこれまで7回参加。監督週間には3回選出されている。そのうちの1回はK2 Pictures代表・紀伊がプロデュースした『初恋』で参加。現在、同じく紀伊と国際共同製作プロジェクトを進行させている。
<主な作品>
『初恋』(2019/監督)
『藁の楯 わらのたて』(2013/監督)
『十三人の刺客』(2010/監督)
『殺し屋1』(2001/監督)
『オーディション』(1999/監督)
<コメント>
『K2 Pictures』。 そして紀伊という怪しげな男について
紀伊=誠実な破壊者。
私はこう見ている。とてもパワフルだ。そして、そのエネルギーの源は、優しさだと思っている。
「もっと面白い映画を創って、もっと幸せになろうよ」
紀伊さんの笑顔に、そんなシンプルなメッセージを感じる。
だから私は『K2 Pictures』を信じている。
ゆりやんレトリィバァ
日本で人気を誇るお笑い芸人。2019年、アメリカのオーディション番組「America's Got Talent」に出演し、大きな話題を集めた。さらに俳優業でも、今年Netflixで配信される「極悪女王」(白石和彌監督)で主演を務めている。なお、今年から活動拠点をアメリカに移すことを宣言している。
今回、K2 Picturesプロデューサー・高橋とタッグを組み、初の映画監督に挑戦する。海外でも人気を誇る“ジャンル”映画を企画中であり、お笑い芸人ではない新たな一面を披露することとなる。
<コメント>
今年の12月に渡米することに決めました!
ゆりやんレトリィバァから世界でYURIYAN RETRIVERになれるように頑張ります!
芸人としてだけでなく、今回、K2 Picturesと共に制作する作品と共に映画監督としても渡米して世界中のみなさまに
この作品をみていただけるようになりたいです!K2 Picturesが生んだ、ユリント・イーストウッドになります!お楽しみにしていてください!